駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部第6試合・Lフライ級4回戦/○松村健佑[Gツダ](2R2分46秒TKO)小金丸憲友[進光]●

両者戦績は、松村が未勝利2敗1分、小金丸はこれがデビュー戦。松村は7月に東京遠征し、聖地・後楽園ホールでの試合を経験するも敗れてしまった。
1R。松村は先手必勝とばかりに小金丸をロープに詰めて強打攻勢も、小金丸も松村のガードの隙を突いて2発有効打をお返し。その後の展開は、松村の乱暴な攻勢が目立つが、共に不発気味で消化不良の内容に。
2R。互いに“ボクシング”の技術に欠け、パンチの当たる距離へ踏み込んで手を出し、当たったら追い討ちをかける……という行き当たりばったり感否めぬ展開。小金丸も見せ場を作るシーンがあったが、最後は松村が連打で勢いよくクリーンヒットを連発し、レフェリーストップを勝ち取った。
松村は攻守の技術不足をアグレッシブさでフォローするような戦い振り。今日はこの積極的姿勢が功を奏したが、ガードの甘い分だけ被弾が目立ち、ピンチに陥る事も。初勝利はめでたいが、並クラス以上の相手とは苦戦を強いられそうだ。
小金丸は動きがぎこちなく、パンチのバリエーションもまだまだ少ない。とりあえず手を出す事で精一杯の状態で、現状は相手に恵まれて1勝出来るかどうかのレベル。