駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部第7試合・Sライト級契約ウェイト(62.5kg)4回戦/○百田諭志[大阪帝拳](2R1分57秒KO)塚本隆太[明石]●

両者戦績は百田2勝(1KO)2敗、塚本1勝(0KO)3敗。百田は新人王戦(Sフェザー級)で強豪揃いのブロックに放り込まれて緒戦敗退となるも、既に7/22で再起戦を飾っている。塚本も新人王戦に出場したが、こちらは不戦勝2つで準決勝へ進んだものの越崎泰広[尼崎亀谷]に跳ね返された。
1R。百田は序盤からキラーの左右フックを次々と打ち込んで有効打連発。塚本も良く踏ん張り、ラウンド中盤には不発気味ながらワン・ツーで抵抗したが、形勢は大差。
2R。百田はこのラウンドも嵐のようなフック攻勢。ラウンド序盤、膠着気味の展開で塚本もボディフックなどを決めていたが、やがて百田が次々とクリーンヒットを浴びせていって遂にノックダウン。塚本意地を見せて立ち上がるが、百田はすぐさま猛攻をかけてレフェリーストップ。ダメージ大差とあってKO裁定に。
百田が格の差を見せ付けてフック一本で圧勝。ストレートやアッパーも交えた猛攻は、4回戦の中では風格すら窺える。これでまだ3勝目、来年の新人王戦出場資格も残しており、動向が注目される。
敗れた塚本もハンドスピードは負け越しの1勝選手のものではなく、所々で強硬に抵抗する場面も作ったが、相手のペースに飲み込まれて最後は圧倒されてしまった。