駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2試合・フェザー級4回戦/●鏡畑佑企[SFマキ](2R2分45秒KO)白井康太[尼崎]○

鏡畑はこれがデビュー戦。白井は1勝(1KO)3敗1分の戦績で、今年の新人王戦にエントリーするも、及ばず緒戦で敗退。それ以来5ヶ月半ぶりのリングである。
1R。鏡畑はやや動きが固く、攻守共にスピード平凡な印象。ショート〜クロスレンジの乱打戦となるが、白井が鏡畑の甘いガードを突いてショートアッパー中心に手数、ヒット数で優勢。主導権も握って、このラウンドを支配する。
2R。白井の一方的な優勢に終始。左フック連打、左右のフック、右ストレート、左アッパーと自在に連打、強打を見舞って圧倒。鏡畑の抵抗は散発的で、やがて効かされて沈黙。最後は白井が左フックのクリーンヒットでノックダウンし、再開直後のラッシュでストップを勝ち取った。
白井は相手に恵まれたのもあって圧勝で2つ目の勝ち星をゲット。手や体のスピードは相変わらず平凡だが、左の連打を中心に回転力がついて来たのは進境。
鏡畑はとにかくガードが甘く、腕の動きが攻守に渡って実戦に対応出来ていない感じ。手数も少なく、これでは初勝利までの道も厳しいだろう。