駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2006-11-17から1日間の記事一覧

興行全体の総括

試合内容は、概ね4回戦は4回戦なりの、6回戦は6回戦なりの水準に達していた。総合すれば及第点の内容だったと言えるのではないか。ただ、良い意味で期待を裏切るような試合に恵まれず、8試合中7試合が判定決着という事もあって、やや爽快感に乏しい興…

第8試合・バンタム級6回戦/○馬野晃[ハラダ](判定3−0)山本幸史朗[ウォズ]●

両者戦績は馬野5勝(3KO)1敗、山本4勝(1KO)2敗2分。この試合は今年度新人王戦・西日本準決勝の再戦で、前回は山本が微妙な小差判定を制している。ただその後は、山本が西日本決勝で完敗を喫したのに対して馬野は10/9に再起戦を飾っており、明暗がクッキ…

第7試合・フライ級6回戦/○久田哲也[ハラダ](判定3−0)堀江純平[大阪帝拳]●

両者戦績は久田6勝(3KO)3敗、堀江5勝(2KO)4敗。この2人は10/9に対戦し、その際は久田が小差判定で勝利を収めている。そして堀江は10/9の後、10/29に佐藤武夫[Gツダ]と対戦して大差判定勝ちしており、中19日→中19日という凄まじい間隔でのスケジュール…

第6試合・ミドル級4回戦/○岩尾剛[泉北](判定3−0)金崎俊行[大阪帝拳]●

両者戦績は岩尾3勝(2KO)無敗1分、金崎3勝(1KO)2敗。岩尾は新人戦の西日本決勝を引分敗者扱いに散って以来の再起戦。金崎は8/27に昨年度の西日本新人王・辻保裕[六島]に敗れて以来のリング。 1R。金崎は先手で手数を出し、岩尾のワン・ツー中心の攻めを…

第5試合・フェザー級4回戦/●宮島拓之[岐阜ヨコゼキ](判定0−3)兵頭健一[大星森垣]○

両者とも未勝利で、宮島は1敗、兵頭は2敗。 1R。この戦績なりのスピード平凡な攻防。近距離での打撃戦も一杯一杯な感じ。互いの守備の甘さを咎める形でヒットを奪い合う展開から、兵頭が左ジャブ、フックのヒットと手数でリードを奪う。 2R。両者攻防…

第4試合・Sフェザー級4回戦/△吉野典秀[進光](4R0分19秒負傷判定0−0)湯川翔太[江坂]△

吉野はこの試合がデビュー戦、湯川は7/28のデビュー戦に勝利して1勝(1KO)無敗の戦績。 1R。湯川はデビュー戦同様、スピード、ハンドスピード共に十分の動きで攻める。細かく足を使い、吉野のこうげきを的確に捌きつつ、速いジャブを放って手数を稼ぐ。そ…

第3試合・Sフェザー級4回戦/●池田善彦[エディ](判定0−3)水山雄太[大阪帝拳]○

両者戦績は池田2勝(2KO)2敗1分、水山2勝(1KO)1敗。池田は9/8の試合で偶然のバッティングが“フィニッシュブロー”になるというラッキーなKO勝ちで2勝目。水山は新人王戦2回戦で、今期西軍代表の千葉龍史に敗れて以来の再起戦。 1R。池田は頭から突…

第2試合・フェザー級4回戦/●鏡畑佑企[SFマキ](2R2分45秒KO)白井康太[尼崎]○

鏡畑はこれがデビュー戦。白井は1勝(1KO)3敗1分の戦績で、今年の新人王戦にエントリーするも、及ばず緒戦で敗退。それ以来5ヶ月半ぶりのリングである。 1R。鏡畑はやや動きが固く、攻守共にスピード平凡な印象。ショート〜クロスレンジの乱打戦となる…

第1試合・Lフライ級4回戦/●木村聡[塚原京都](判定0−3)奥貴士[大星森垣]○

両者戦績は木村1勝(1KO)1敗1分、奥2勝(1KO)2敗。木村は7/2、7/22と短期連戦から4ヶ月開けての4戦目。奥は新人王戦緒戦で惜敗して以来の復帰戦。 なおこの試合、木村は計量で約1kgオーバーという失態。奥はリミットを数百gアンダーで計量をパスして…

Fighting Beat Boxing(ハラダジム主催興行)

年3回大阪府立体育館第2競技場で行われるハラダジム主催興行。今回はエース格・上原誠、準エース格・高山剛志のいずれも欠場で、久田哲也、馬野晃の6回戦選手2名のA級昇格を賭けた試合が実質上のダブルメインに据え置かれた。 準備段階では、この他にも…