駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

興行全体の総括

試合内容は、概ね4回戦は4回戦なりの、6回戦は6回戦なりの水準に達していた。総合すれば及第点の内容だったと言えるのではないか。ただ、良い意味で期待を裏切るような試合に恵まれず、8試合中7試合が判定決着という事もあって、やや爽快感に乏しい興行になってしまったのは残念。
1試合ピックアップするとすれば、第7試合の久田×堀江戦か。互いに手の内を知った上で、どう相手の対応出来ない“新兵器”を打ち出していくか、という奥の深い内容になっていた。前回の試合があったアゼリア興行も見ていたからこそ体感できるこの“深み”、マニア冥利に尽きる試合と言える。