駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

BROTERHOOD/Senrima Super Fight vol.22(千里馬神戸主催)

今年3回目となるサンボーホールでの千里馬神戸ジム主催興行。今年は他に3月の長谷川防衛戦も神戸で開催しており、都合年度内4回目の興行開催となった。明石、高砂*1、姫路木下など同県他ジムからの選手派遣を受けての合同興行形式が定着し、より多くの試合がスムーズに組めるようになったからこその“活況”と言えるだろう。大阪の興行でも時折これに似た形式の興行も見受けられるが、ジム単位の興行がもたらすマンパワー・経済面でのデメリットを解消する事は、ひいてはファンにとっての利益にも繋がるので大歓迎である。
さて、この日は“BROTHERHOOD(=兄弟・同胞関係)”というサブタイトルからも判るように、武本在樹・康樹兄弟をメイン格に据えた興行。共に最近は東南アジア人との対戦が多くなっているが、今日は日本人相手の真剣勝負。また、セミに割り込む形で大崎丈二×西尾彰人という西日本のマニアが注目する一戦が組まれ、全8試合ながら充実したバリューのラインナップとなった。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので、(特に8回戦以上のスコアは)参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。

*1:今回は12/10主催興行を控えて不出場