駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2006-11-23から1日間の記事一覧

興行全体の総括

とにもかくにも、この日のトピックはメインのジャイアント・キリングだろう。かつてノーランカーによるランキング上位選手撃破は千里馬神戸ジムの“専売特許”だったが、時の流れは残酷というか因果応報というか、いよいよ奪われる立場に回る事になってしまっ…

第8試合・Sフェザー級契約ウェイト(58.0kg)10回戦/○児島芳生[明石](7R2分08秒負傷判定2−1)武本在樹[千里馬神戸]●

メインイベントは、千里馬神戸ジムの次将格の1人、武本在樹の調整戦。本来なら、この試合は日本タイトル挑戦の前哨戦となる予定だった。しかしランキング編成上の兼ね合いで粟生隆寛[帝拳]にチャンピオンカーニバル出場権を奪われ、目標を見失った形での試…

第7試合・Sライト級8回戦/●大崎丈二[ウォズ](判定0−3)西尾彰人[姫路木下]○

大崎は9勝(5KO)1敗2分の戦績。昨年にはSライト級で全日本新人王タイトルを獲得したが、その後は不慮の事故で長期戦線離脱し、ランキングも手放した。9/24の京都興行で再起し勝利するも際どい判定となり、未だ本調子に戻り切っていない現状。 対する西尾…

第6試合・Sフェザー級8回戦/△福原寛人[江見](公式判定0−1)武本康樹[千里馬神戸]△

両者戦績は福原6勝(2KO)3敗3分、武本8勝(3KO)1敗1分。共に新人王戦西軍代表の実績を持っている。2人とも9/18のサンボーホール興行に出場したが、その結果は福原がTKO負け、武本は大差判定勝ちと明暗分かれた。 1R。やや近い距離で噛み合わない攻…

第5試合・バンタム級6回戦/○難波拓人[明石](判定3−0)竜野暁生[姫路木下]●

両者戦績は難波4勝(1KO)4敗1分、竜野4勝(1KO)8敗。難波は今年度のSフライ級西日本新人王に輝いたが、西部日本地区との対抗戦で無念のドロー敗者扱い。竜野は今年3月の敗戦以来8ヶ月ぶりのリングだが、04年に6回戦へ昇格してから泥沼の4連敗中。 1…

第4試合・フェザー級4回戦/●池田竜太[明石](2R1分15秒KO)大木良祐[千里馬神戸]○

両者戦績は池田1勝(1KO)無敗1分、大木2勝(0KO)2敗。共に9/18のサンボーホール興行以来の試合出場で、その時は池田が苦戦の末にドロー、大木はスプリットデシジョンで小差判定勝ちを収めている。 1R。池田はアグレッシブに手数出すが、やや一本調子。大…

第3試合・Sバンタム級4回戦/●安宅徹也[明石](4R0分36秒TKO)谷弘樹[姫路木下]○

両者戦績は、安宅2勝(1KO)2敗、谷2勝(1KO)1敗1分。安宅は6/11にKO負けを喫して以来の再起戦、谷は新人王戦Sバンタム級を西日本準決勝で敗退したが、9月に小笠原和寿[明石]相手に勝利して再起を果たしている。 1R。安宅は高い守備力を前面に出し、ボ…

第2試合・Sライト級4回戦/○松村直人[明石](判定2−0)荒井俊宏[千里馬神戸]●

松村は5月のサンボーホール興行でデビュー戦に敗れて未勝利1敗、荒井は今日がデビュー戦。 1R。荒井は一見腰の重そうな印象だが、その割に軽快なステップで自分の距離をキープ。精度の高い強打で不用意に接近して来る松村を迎撃する。その松村は完全に自…

第1試合・フライ級契約ウェイト(50.5kg)4回戦/○木戸俊彦[明石](4R0分40秒負傷判定2−0)辻本哲弘[千里馬神戸]●

両者戦績は木戸3勝(1KO)5敗1分、辻本は未勝利で1敗。木戸は9月のサンボーホール興行で判定勝ち、辻本は5月の神戸興行でデビューするも敗れている。 1R。木戸は細かくステップ、ダッキングしつつ手を出すが、非力さが目立ちガードの穴を突かれての被…

BROTERHOOD/Senrima Super Fight vol.22(千里馬神戸主催)

今年3回目となるサンボーホールでの千里馬神戸ジム主催興行。今年は他に3月の長谷川防衛戦も神戸で開催しており、都合年度内4回目の興行開催となった。明石、高砂*1、姫路木下など同県他ジムからの選手派遣を受けての合同興行形式が定着し、より多くの試…