駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

興行全体の総括

とにもかくにも、この日のトピックはメインのジャイアント・キリングだろう。かつてノーランカーによるランキング上位選手撃破は千里馬神戸ジムの“専売特許”だったが、時の流れは残酷というか因果応報というか、いよいよ奪われる立場に回る事になってしまった。
しかし、武本兄弟といい、今日出場しなかった玉越といい、苦戦か敗戦でないと試合が盛り上がらないのが最近の千里馬・サンボーホール興行の泣き所だろう。長谷川穂積のような数十年に1人の超逸材を求めるのは無茶としても、試合を盛り上げた上でキッチリ勝てるような激闘型のヒーローが1人欲しい。現有メンバーの大変身や、新戦力の台頭が望まれる。