駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部第1試合・フライ級契約ウェイト(49.5kg)4回戦/○西村崇[ヨシヤマ](2R1分05秒TKO)内海秀樹[倉敷守安]●

両者戦績は西村1勝(0KO)2敗、内海は未勝利1敗。西村は連敗の後、今年2月に初勝利を挙げたばかり。内海は昨年9月にデビュー戦で敗れて以来のリング。
1R。中間〜遠距離でのジャブ牽制から、やや膠着気味の展開へ。西村はオープンブロー気味ながら度々連打を放ってアグレッシブさと手数優位をアピール。内海はクリンチしてくる西村を強引に振り解きつつ、右ストレート、アッパーを散発的にヒットさせて抵抗。
2R。両者アグレッシブさを表に出してワン・ツーの打ち合い。内海が圧し気味になったかと思ったその瞬間、西村の放った右ストレートがカウンターでズドン。敢え無くダウンを喫した内海はカウント8で立ち上がったが、西村は連打から右ストレートのクリーンヒットを追加し、レフェリーストップを勝ち取った。
西村は前回までに比べてパンチの精度で進境。スピード面は平凡でオープンブローも目立つが、漸く試合振りがプロボクサーらしくなって来た。
内海は後手、後手に回って実力を発揮できず。特に地力で見劣りしていたようには思えなかったが、主導権を失った挙句に、カウンターを良いタイミングで合わせられてしまった。