駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部総括

前座からKO決着連発となったが、タイ人の壮絶な弱さばかりが目立ち、爽快感どころか悪性の脱力感ばかり漂う試合の連続。頼みの綱のミドル級マッチも凡戦気味で、何とも内容の空しい興行になってしまった。喫茶店でコーラを注文したら、数日前に開けたペットボトルから気の抜けたコーラが出されて、レジで300円を請求されたような気分である。
身内・後援者のお陰で曲がりなりにも客席は埋まり、興行としては成功の部類に入るのだろう。ただし、主催者側に今日の内容で満足されてしまっても困る。プロボクシングはそんな閉鎖的な環境を満たされて終わりにして良いマイナースポーツではないはずだ。一般に公開されたイベントである以上は、もっともっと3000円の当日券を買って入場した人の事を考えてもらいたいと思う。