駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

興行全体の総括

メインは畑があわや無名タイ人に東洋ランクを献上する羽目に陥る寸前の大苦戦、セミは歴戦の噛ませ犬が余裕を持って主催ジム期待のエース候補をあしらう壮絶な塩試合と、目を覆うばかりの惨状が展開された。所要時間も4時間を越え、アポロジム後援者の多くはメインを前に帰途に着くなど、観客の満足度も極めて低い興行になったと言わざるを得ない。
敢えてトピックを見出すならば、全9試合中でほぼ唯一身内・後援者以外が拍手を送った北野×中川戦だろうか。総合的なレベルは決して高いとは言えなかったが、戦う両者の勝ちたい気持ちが溢れ出して会場一杯に広がる熱戦だった。