駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第3試合・フェザー級契約ウェイト(56.0kg)4回戦/○北田竜統[JM加古川](1R2分36秒KO)谷弘樹[姫路木下]●

両者戦績は北田1勝(1KO)1敗、谷3勝(2KO)2敗1分。北田は昨年11月デビューで、3/25の姫路興行で初勝利を挙げている。谷は昨年新人王戦でSバンタム級西日本ベスト4まで勝ち抜いたが、今年は緒戦で松本一男[森岡]に敗れてしまった。今回は2ヶ月の試合間隔で復帰となるが、白星かドロー追加でB級昇格が決まる。
1R。谷はダッシュして急接近、ストレートをオープニングヒットするが、北田はすぐさまワン・ツーでグラつかせ、左フックを浴びせてフラッシュ気味ながらダウンを奪う。ラウンド中盤以降はワン・ツー、カウンター中心の打撃戦となり、共にヒットを交換する。だが谷が突進を仕掛けた所へ北田のストレートが合わさると、ややプッシング気味の不完全なヒットながら谷はキャンバスに腰を落として痛恨の2ノックダウン負け。さしたるダメージも無いまま自動的KO負けとなってしまった。
北田がいずれもフラッシュダウンながらも2度相手をキャンバスに転ばして自動的KOを勝ち取った。相手の突進に合わせて放ったワン・ツーが今日はやたらとよく決まった。実力よりも天運のお陰という気もする勝利だが、彼本人に何ら恥じるべき部分は無い。
谷はアグレッシブに攻め、ヒットも重ねたがパンチが単発気味。更に功を焦りすぎて足元が覚束なくなってしまった。不運ではあるが、自業自得の敗戦でも有る。3ヵ月じっくり鍛えなおして再チャレンジして欲しい。