駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1試合・フェザー級4回戦/○中野利保[ウォズ](1R2分34秒TKO)兼本誠大[正拳]●

この試合は両者デビュー戦。
1R。両者フック気味のワン・ツー強打合戦。ガードの甘い中野に兼本が上下に有効打連発して先制するが、パンチ力で勝る中野が次第に物理的な力の差で圧倒し、右フックでノックダウン。試合再開後も兼本の反撃を凌ぎ、逆に左フックをクリーンヒットさせてレフェリーストップを勝ち取った。
中野はガード甘いがパンチ力のある攻撃偏重型の選手。まだ技術そのものは乏しく、総合的な実力はまだまだ発展途上だが、現時点でも4回戦中位級の実力はあるか。
兼本は先制攻撃を決めたが打ち合いで敗れ、次第に強打を効かされて失速してしまった。彼に関してはもう一戦試合内容を見てから実力を査定したい。