駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

オンテックス杯 世界チャンプへの道(風間ジム主催)

風間ジムが阿倍野区民センターで年数回のペースで開催している定例興行。ここしばらくメインを務めていた大沢宏晋[大星]は、12月に比国王者・JRソリアーノとの試合を控えており出場を見合わせた。よって今回は4回戦・6回戦ばかり10試合・計44Rという若手育成興行のスタイルとなった。
ダブルメイン格の6回戦2試合は、昨年度新人王戦フェザー級西軍代表・山本敏充[江坂]と05年度西日本新人王戦準Vの井戸本雅也[大阪帝拳]の対戦と、主催の風間ジム所属・山本良貴と樺山祐平[塚原京都]が共に初の6回戦に挑む一戦。特に、8回戦の経験を持つ、実績上位の山本(敏)の動向にはマニア・関係者の関心が集まる事だろう。また、4回戦に出場する選手たちも、来年度の新人王戦へ向けて自分の実力と弛まぬ鍛錬の成果を大いにアピールしたいはず。
なお、この日はプロ志望の女子選手によるスパーリング(2分3R)が実施された。男子と比較すると、フィジカル面の弱さは如何ともし難いが、スピードと攻守のテクニックに限れば平凡な男子4回戦選手に勝るとも劣らない水準に達していた。近日中に日本でも女子プロボクシングが認可される見通しだと言うが、その判断もなるほどと頷ける。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。