駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2試合・フライ級4回戦/●別所航平[堺F興和](判定0−3)横山集[明石]○

両者とも未勝利1敗の戦績。別所は6/10、横山は7/26にデビュー戦で敗れている。
1R。リング中央に立つ横山の周囲を回りつつ、別所がアグレッシブに手数攻勢。精度は今一つだが時折ヒットも奪って主導権争いで優位。横山は的確に連打含めた反撃を見せたが、やや手数で劣勢か。
2R。横山はやや手数を増やしたが別所のアグレッシブさが支配的。横山はやり辛そうにしていたが、右フックがカウンターでクリーンヒットしてノックダウン。その後は乱打戦模様となり、ここでは横山もアグレッシブに攻めてカウンター狙いも披露した。
3R。別所のアグレッシブさが止まらない。横山はカウンター狙いで右1発有効打も、受けに回ると防戦一方に。別所は数打ちゃ当たるとばかりに手数攻め。ヒットに繋がったものは少ないが数的優勢。
4R。やや膠着気味のクロスレンジ乱打戦。別所が手数、手数で攻めるがヒット数が伸び悩む。横山も抵抗するが打たれた後に打ち返す姿勢がもう少し欲しい。
公式判定は大黒、坂本、西山の三者いずれも38-37で横山を支持。駒木の採点は「A」「B」ともに38-37で別所優勢。
横山が今日も手数の少なさで苦戦を強いられたが、2Rに奪った痛烈なダウンのアドバンテージで凌ぎ切った形。しかし攻められた時、完全に受身となる傾向をどうにかせねば今後苦労しそう。
別所は粗いなりにアグレッシブな手数攻勢で攻めたが、やや乱暴で精度が低い点が嫌気されたか。