駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

Fighting Beat Boxing(ハラダジム主催興行)

今年3回目となる、ハラダジムの定例興行・秋の陣。会場費の高い府立第二を避け、土・日に興行を打つジムが多い中で、このジムの自主興行は「平日夕方・難波」というオールドタイプなシチュエーションを頑なに守っている。
ハラダジムのエース格・高山剛志は先日アウェイでのランキング防衛戦に敗れて今回は欠場。代わって馬野晃が、昨秋の自主興行に続いて2度目のメイン登場。今回は初の10回戦でA級初勝利を目指す。その他は4回戦主体のプログラム構成となったが、唯一6回戦としてラインナップされたセミファイナルでは、若手有力株の1人・中島涼が脇を固める。
全9試合・計44Rは金曜夜の興行としては適度なボリュームと言えるだろう。また、7試合も組まれた4回戦でもさりげなく実力拮抗の組み合わせを揃えており、目立たないながらも手の込んだ仕事振りが光るマッチメイクである。

※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。