駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1試合・Sバンタム級4回戦/●多谷友宏[大星](2R2分08秒TKO)高埜剛[尼崎亀谷]○

両者戦績は多谷1勝(1KO)1敗、高埜2勝(1KO)無敗。多谷は新人王戦にエントリーするが緒戦で後の西軍代表・真木大作[JM加古川]と当たるくじ運の悪さも手伝って初戦敗退。高埜は4月にデビュー、8月にも勝って連勝中。
1R。高埜はガード上げて圧力攻勢も、やはり攻撃重視型。右ストレート、フック中心にショートレンジ打撃戦でヒット、有効打連発。多谷はスピード不足で足捌きが機能せず。ボディブローや右フックもオープンブローが目立つ。
2R。このラウンドも高埜の右が多谷をパワーで圧倒。左右フック、右ストレートで打撃戦を優位に戦う。多谷もアグレッシブに抵抗したが、パンチ力の差で吹き飛ばされるようになって、右ストレートをマトモに被弾して早めのストップ。
高埜が右のパンチ力で圧倒。ガードに甘さ多く残るが、それをフォローする攻撃力が魅力。このまま伸びていって欲しい。
多谷はステップワーク、スピードに難。ワン・ツー、ボディなど良い所があるが、今日はパンチ力の差で圧倒された。彼も4回戦では本来パンチ力はある方だが、オープンブローが目立ち、長所が相殺されている。