駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2007-11-16から1日間の記事一覧

興行全体の総括

メインはやや荒れた試合となったが、両者A級未勝利でこれが初の10回戦という事を考えると、ある程度の水準に達していた試合だと言えるのではないか。ただ、両者課題も少なからず見受けられ、選手本人にはこれで満足してもらいたくない内容でもあった。 前座…

第9試合・バンタム級10回戦/○馬野晃[ハラダ](判定3−0)川口裕[Gツダ]●

メインイベントは4回戦から叩き上げて来たノーランカー同士による10回戦。 馬野は6勝(3KO)2敗の戦績。05年7月にデビュー、持ち前の強打を活かして4連勝、06年の西日本新人王戦で準決勝まで進出するが山本幸史朗[ウォズ]に接戦を落として敗退。しかし6…

第8試合・ライト級6回戦/●中島涼[ハラダ](判定0−2)百田諭志[大阪帝拳]○

両者戦績は中島6勝(4KO)3敗、百田4勝(3KO)3敗。今年7/26に行われた試合のダイレクト・リマッチ。前回は中島が接戦を2−0の判定で制している。中島は既にA級の資格があるが、因縁の相手を片付けるのを優先した形。百田も今後の活動に目処をつけるために…

第7試合・Sライト級契約ウェイト(62.0kg)4回戦/●小川浩一[ハラダ](判定0−2)柳瀬達也[エディ]○

両者ともにデビュー戦。 1R。柳瀬はワン・ツー、左ストレートが鋭く、小川は捌き切れずに痛烈な被弾。反撃に出てもサウスポー慣れしていないのか、距離が合わず空転気味。全体的にパンチの少ない展開。 2R。ロングレンジでの立ち上がりから互いにストレ…

第6試合・フェザー級4回戦/△梅村元寿[ハラダ](判定3−0)佐々木健[金沢]△

両者戦績は梅村1勝(1KO)無敗、佐々木は未勝利2敗1分。梅村は7/26に未勝利選手を相手にデビュー戦を飾った。佐々木はデビュー戦引分の後、昨年10月、今年4月と連敗中。 1R。ショート〜クロスレンジで大味な強振合戦。梅村の前進しながらの強打、佐々木…

第5試合・Sフェザー級4回戦/○藤木孝史[新日本大阪](2R0分31秒KO)人見真太郎[大鵬]●

両者戦績は藤木1勝(1KO)無敗、人見2勝(1KO)2敗。藤木は6/10にデビュー戦勝利して2戦目。人見は新人王戦で初戦敗退も8/26に再起に成功して2勝目を挙げている。 1R。スピーディな動きの攻防。人見がステップを使い、ロングレンジからハンドスピード鋭い…

第4試合・Sフライ級4回戦/○アボ中村[六島](判定3−0)藤井雄也[大星森垣]●

両者戦績は中村1勝(0KO)1敗、藤井は未勝利1敗。中村は4月にデビュー戦を飾るも、7月にはキャリアある相手に敗れて初黒星。藤井は6月にデビュー戦で敗れて以来のリング。 1R。中村は頭低く下げ、顔を打たれない位置で密着してフック中心の手数攻勢。…

第3試合・フェザー級/○野田永作[ハラダ](判定3−0)福島芳裕[大阪帝拳]●

両者戦績は野田1勝(1KO)無敗、福島1勝(0KO)4敗。野田は4/20にデビュー戦をKOで飾って2戦目。福島は4月に11ヶ月ぶりの試合で敗れて以来のリング。 1R。中間距離で命中率低い手数の応酬。福島は圧力が弱く、試合がコントロール出来ず苦戦。ヒットも質・…

第2試合・Sフェザー級4回戦/○湯川翔太[江坂](判定3−0)黒本昭[尼崎]●

両者戦績は湯川2勝(2KO)無敗1分、黒本3勝(2KO)1敗。湯川は7月に8ヶ月ぶりの試合を勝利で飾って復帰。黒本は新人王緒戦で永田浩司[ウォズ]の圧力に持ち味を活かせず敗退して初黒星。今回が再起戦。 1R。ロングレンジから様子見中心に単発気味の攻防。…

第1試合・Sバンタム級4回戦/●多谷友宏[大星](2R2分08秒TKO)高埜剛[尼崎亀谷]○

両者戦績は多谷1勝(1KO)1敗、高埜2勝(1KO)無敗。多谷は新人王戦にエントリーするが緒戦で後の西軍代表・真木大作[JM加古川]と当たるくじ運の悪さも手伝って初戦敗退。高埜は4月にデビュー、8月にも勝って連勝中。 1R。高埜はガード上げて圧力攻勢も、…

Fighting Beat Boxing(ハラダジム主催興行)

今年3回目となる、ハラダジムの定例興行・秋の陣。会場費の高い府立第二を避け、土・日に興行を打つジムが多い中で、このジムの自主興行は「平日夕方・難波」というオールドタイプなシチュエーションを頑なに守っている。 ハラダジムのエース格・高山剛志は…