駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第5試合・Sフェザー級4回戦/○藤木孝史[新日本大阪](2R0分31秒KO)人見真太郎[大鵬]●

両者戦績は藤木1勝(1KO)無敗、人見2勝(1KO)2敗。藤木は6/10にデビュー戦勝利して2戦目。人見は新人王戦で初戦敗退も8/26に再起に成功して2勝目を挙げている。
1R。スピーディな動きの攻防。人見がステップを使い、ロングレンジからハンドスピード鋭いジャブ、ワン・ツー中心に手数・ヒットでリード。藤木もパンチ重いが、このラウンドは人見に上手く捌かれた。
2R。藤木がラウンド開始早々攻勢。コーナー際で左フックでワンパンチ・ノックダウン。人見は立つが明らかに効いており、クリンチに逃げようとするところで藤木は冷酷にもう1発左フックを決めて見事に仕留めた。
藤木はなかなかのスピードに重い左フックを持つ、相手にしてみれば実に厄介なハードパンチャー。ディフェンスも悪くなく、スロースタート傾向を克服すれば面白い存在になりそう。新人王戦が楽しみ。
人見もスピード鋭くなり、成長の跡を見せた。1Rなどは4回戦では上位クラスの動きで試合をコントロールしたが、相手の剛腕に沈黙させられた。今日の所は巧さが強さに粉砕された形。