駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第7試合・Sライト級契約ウェイト(62.0kg)4回戦/●小川浩一[ハラダ](判定0−2)柳瀬達也[エディ]○

両者ともにデビュー戦。
1R。柳瀬はワン・ツー、左ストレートが鋭く、小川は捌き切れずに痛烈な被弾。反撃に出てもサウスポー慣れしていないのか、距離が合わず空転気味。全体的にパンチの少ない展開。
2R。ロングレンジでの立ち上がりから互いにストレートで痛打浴びせる激しい展開。ラウンド中盤から流れが落ち着くが、それでも時折ストレート合戦があってヒヤヒヤものの展開になる。
3R。両者このラウンドもストレート狙いだが、共に精度不足、ハンドスピードより相手のステップワークが上位のためにヒットが少ない。僅かに柳瀬の左が印象的だが際どい内容。
4R。柳瀬が強引に追い足使って接近戦に。共に断続的にワン・ツー、ストレートをヒットさせる。柳瀬のストレートで小川が後退するが、逆に小川の細かい連打で柳瀬の足が止まるシーンも。
公式判定は坂本39-38、半田39-38、野田38-38の2−0で柳瀬。駒木の採点は「A」38-38「B」39-39でイーブン。
右ストレートVS左ストレートという構図の試合。互角で振り分けの難しいラウンドが多い試合だったが、1Rで優位に立った柳瀬に票が流れた。柳瀬は単発、低いガード、精度不足など課題も多いが左ストレートは魅力。
小川はサウスポー相手に対する対策不足の印象。距離感が悪く攻めあぐんでしまった。ハンドスピードは魅力的で、オーソドックス相手の試合でもう1回観てみたいところ。