駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2試合・Lフライ級契約ウェイト(106パウンド)8回戦/○武市晃輔[金沢](1R2分36秒KO)ジャムパートーン・ポンソンクラーム[タイ国]●

東日本のドリームジムから移籍緒戦となる武市は6勝(2KO)1敗の戦績。04年にデビュー、05年にはミニマム級で新人王戦にエントリーし、東日本新人王タイトルを獲得(全日本決勝は実施されず)。06年8月のA級緒戦ではいきなり元OPBF王者・山口真吾[渡嘉敷]とのチャレンジマッチとなるが、8R判定負け。その後は長期ブランクとなっていたが、今回の移籍&再起となった。
対するジャムパートーンはタイ国ミニマム級7位で、これが来日3戦目。過去2回の来日では大神淳二[関]に1RKO負け、滝沢卓[タキザワ]に2RKO負けと散々な成績。
1R。武市はやや動きが硬い印象もあるが、それでも身のこなしやハンドスピード豊かな攻めでジャブ、ストレートを披露し、ラウンド後半に入ってからはコンビネーション、フェイントをかけてのボディブローで攻め立て、最後は左ボディアッパーでワンパンチ・ノックアウト。
武市が格下相手とは言え、鮮烈な関西デビューを飾った。全身の豊かなスピードは出色で、試合開始早々の粗さが瞬く間に修正されていったのにも好感。次回は骨のある相手との試合をジックリと観たい。
ジャムパートーンはガードが甘過ぎで、これでは来日3連続KO負けも当然。昨年から導入されたJBCからの通達により、これで最低1年間の日本招聘禁止処分となる。