駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2試合・バンタム級4回戦/○大前健太[クラトキ](2R0分59秒TKO)二川英明[塚原京都]●

大前は1勝(0KO)1敗2分の戦績。昨年は5月に初勝利、11月にドローと、負けない癖がついてきた。二川はこれがデビュー戦。
1R。二川はオール強振のフック、ストレート攻勢に出るが、流れ落ち着いた所で大前の右が不意打ちの形で決まってノックダウン。二川はクリンチに逃げつつ懸命の抵抗も、大前はアグレッシブに追っていって大差の形勢。
2R。大前は序盤から二川のがら空きガードを咎めてヒットを連発してゆく。次第に二川の抵抗が弱まり、戦意阻喪と判断した北村レフェリーが早めのストップ。
大前が相手の拙守を突いて、このレベルなりの所で地力の差を見せ付けた。今日は特に何もしなくても相手から崩れていってくれた感。
二川は大振りに緩いガード。動き全般も拙く、これでは今日の相手に勝てる見込みは薄い。次戦までにジムワークを積み重ねて再起を目指して欲しい。