駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第5試合・フェザー級6回戦/○石東正浩[Gツダ](1R2分20秒KO)真木大作[JM加古川]●

両者戦績は石東7勝(3KO)2敗1分、真木7勝(6KO)1敗。石東は昨年タイ国遠征で同国王者に判定勝ちの殊勲を挙げた後、6回戦で連勝。11月には玉越強平[千里馬神戸]と6回戦ながらドローの大健闘を見せた。真木は昨年の西日本新人王。9月に中日本代表の林翔太に敗れて以来の再起戦。
1R。石東は守備を意識しつつ、真木の守備難を咎める理詰めの戦法。カウンター気味に右ストレートで1度目、すぐさまフック連打で2度目のノックダウン。しかし真木もすぐさま右フックをカウンターで浴びせて、グローブをマットに着かせるノックダウンで逆襲。それでも石東は慌てず右フックで3度目のダウンを奪い、自動的KO。140秒で4度のダウンシーンという驚嘆の試合。
石東が守備力の差をそのまま結果に結びつけて秒殺3ノックダウン勝ち。1度ダウンを喫したものの、完勝と言って良い。
真木は8回戦レベルでは明らかに守備力不足。今日の壁は上を目指すに当たって、一度は当たっておかなければならない壁。