第１部第３試合・ウェルター級４回戦／○小林勇介[仲里ATSUMI]（２Ｒ２分09秒ＴＫＯ）横田繁[塚原京都]●

小林はこの新人王戦がプロデビュー戦。横田は１勝(1KO)３敗。
１Ｒ。小林はガードが低いが、スピード優位を活かして先手でジャブ、ストレート。横田はブロッキングが不得手で、徐々に後手に回って攻める機会を奪われ劣勢。終了ゴング前には小林がワン・ツーから右に繋げてノックダウン。
２Ｒ。このラウンドも小林は精度あるジャブ、ストレート。横田は懸命に捌いて、小林の低いガードを咎めたが、こちらも隙が大きい。最後は小林が右ストレートをテンプルに一撃、２度目のノックダウン。川上レフェリーはカウントせず即ストップもこれは妥当な判断。
小林はあからさまに低いガードが気になるが、パンチの精度は高く、威力もマズマズ。デビュー戦としては悠々合格点の内容だった。未勝利・未デビュー中心の今年のウェルター級戦線なら面白い。
横田はスピード不足とガードの反応の甘さが致命的。折角の攻撃力が活きない流れに持ち込まれて倒されてしまった。