駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2試合・フェザー級4回戦/○大堀晃司[井岡](3R1分09秒TKO)安田善郎[大鵬]●

両者戦績は大堀2勝(2KO)1敗、安田1勝(1KO)1敗。
1R。大堀はゴング直後から攻勢に出て左→右フックでいきなりのノックダウン。試合再開後も追撃決めて早期決着かと思われたが、その後は守備に回った際の体の反応が鈍い所が出て一気に被弾が増え、良い流れを寸断してしまう。
2R。ミドル〜ショートレンジの打撃戦。ラウンド前半、安田は小刻みなダッキングを交えつつ、大堀の守備難を突く反撃で優位に。だが大堀も徐々に照準を合わせてヒットを増やし、終盤には右ストレートと左フックを有効打して互角まで形勢挽回。
3R。大堀の攻勢。前進しつつ右ストレート、左フックを次々とクリーンヒット、有効打。一方的な展開になりかけた所で川上主審がレフェリーストップ。採点上の勝ち目もなく、実に妥当なタイミング。
大堀は守備面に大きな課題残しつつも1年振りの再起戦を飾った。右ストレートと左フックの迫力は連勝時と変わらず、4回戦ではなかなかの迫力。あとは固まりつつあるスタイルの中でディフェンスをどうするか。
安田も11ヶ月前の前回よりパンチの精度やボディワーク中心のディフェンスに上積みが見られた。だがガードとブロッキングに改善の余地が有り、パンチ力も少々迫力不足。見せ場を作り出す力強さを身に着ける事が当面の課題。