駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第7試合・バンタム級6回戦/○名越光紀[新日本大阪](2R2分29秒TKO)山本良貴[風間]●

両者戦績は名越6勝(1KO)4敗3分、山本4勝(0KO)1敗2分。名越は昨年10月の西軍代表戦以来の試合。山本は昨年11月、前回の風間ジム興行で6回戦初勝利を挙げている。
1R。山本は迫力あるボディ中心の強打で先手取るが、名越はこの手数を高速回転のコンビネーションで相殺し、逆にボディを効かせて形勢逆転。ラウンド終盤にはラッシュ敢行してヒット数で大差リードへ。
2R。名越はラウンド開始早々にラッシュ開始。山本をコーナーに詰め、延々と手数を浴びせまくる。山本は体入れ替える事もままならず、ガードを固めて亀になったまま相当な時間が経過。漸く強振連発の勢いで袋小路から脱出するが、間もなくまたロープ際でラッシュを受けてワンサイド。クリーンヒットらしいクリーンヒットは無かったが、無抵抗の時間が長過ぎてレフェリーストップがかかった。
名越が持ち前の回転力活かした猛ラッシュで一方的な手数勝ち。全く攻め疲れする事無く連打を出し続けたタフさは特筆モノで、これならば8回戦までは特急券か。最高の形で再起成功を果たした。
山本は懐に潜られて体格優位が台無しになり、更には手数負けしてしまって為す術無し。ボディを効かされて体力切れも早く、今日は完敗。