駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

興行全体の総括

新型グローブ効果は今日も健在で、11試合中7試合KO決着。このラウンド数で3回の中断・休憩を挟んで所要時間3時間余に収まったのだから、新型グローブ効果恐るべしだ。また、先日の張飛[明石]のリング禍の影響か、今日は全般的にレフェリーストップのタイミングが早めになっていた。数年前、田中聖二[金沢]のリング禍の際には、一時期ストップのタイミングがアマチュアのRSC並に高速化し、選手サイドとの摩擦の末に短期間で元に戻ったという出来事があったが、今回もしばらく動向に注目が必要だ。
試合内容的には、やはりメインの川端が最上位。熟練のインサイドワークと精度の高い右ストレート、アッパーはセミまでのB・C級選手のパフォーマンスと比較するとまさに別格。西日本ボクシング界の“鉄人”として、今後も活躍を期待したい。
新人王戦では、ミニマム級の高梨×山口が前評判通りのベストバウト。勝った高梨は当然だが、負けた山口も6回戦ボクサーとしての今後に期待大だ。