駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

西日本地区では御馴染みの昼夜興行だが、土曜・新大阪メルパルクホールというのは珍しいシチュエーションである。この度はプロモーター側の日程と会場確保の都合がたまたま合致した、という実務面の要因が大きかったと聞くが、これも昼夜2回興行が関西独特のスタイルとして定着した証だろう。経費面などの観点から見てもメリットの大きい昼夜興行は、これからも会場を問わず頻繁に開催される事になるはずだ。
さて、今回の昼夜興行は、昼の部がアポロジム主催、夜の部は尼崎ジム主催で、いずれも年中行事化している定例興行である。友好関係にあるジムも交えて出場可能な有力選手をズラリと揃えたため、試合数とラウンド数が膨れ上がり昼夜併せて全17試合・98Rの長丁場。大台には届かなかったが、昼の部開始が12時30分、夜の部の終了時刻は結局20時30分過ぎとなる相当なボリューム。ただ、2つの興行は客層がクロスしないと思われるだけに、まとめて論じる事自体が不毛なのかも知れない。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。