駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部第3試合・フライ級4回戦/●廣瀬文彦[アポロ](1R2分36秒KO)藤田慶[千里馬神戸]○

両者戦績は廣瀬1勝(0KO)無敗、藤田は勝ち負け無しの1分。廣瀬は昨年12/18、藤田は昨年11/23にそれぞれデビューしている。
1R。藤田は前回の密着手数攻めではなく、距離を取ってオーソドックスな構え。精度難の解消されない廣瀬の空振りに合わせる形で右中心にヒットを着々と重ねてゆく。ジワジワと形勢が藤田に傾き、ラウンドも終盤に入ったところで、藤田の右がまともにクリーンヒット。廣瀬は後頭部をキャンバスに打ち付ける危険なダウンで、カウントも早々に副審がストップを促し、同時にタオル投入。通常はTKOとなるパターンだが、ダメージが深いと判断されてKOの裁定。
藤田が精度の差を見せ付けるようにヒット浴びせ、完勝。今日は先手で落ち着いた攻め方だった。手数攻めに頼らなくなり、狙い撃ちを機能させるようになり、一皮剥けた印象。
廣瀬は空転続きで勢いが空回り。後手に回った挙句に右一発で仕留められてしまった。