第１部第10試合・Ｓライト級４回戦／○松本泰知[仲里ATSUMI]（判定３−０）田中敦朗[塚原京都]●

両者戦績は松本１勝(0KO)２敗１分でサウスポー、田中２勝(1KO)４敗。
１Ｒ。田中はスピード感無く、テレフォン気味のパンチを躱されては松本の右フックを浴びる散々な内容。スピード、主導権で大差リードの松本は余裕十分のアウトボクシング。
２Ｒ。スピード有利の松本が足を使いつつ右カウンターでヒット稼いで大差。田中は何もさせてもらえない。
３Ｒ。松本がのらりくらりと田中の前進をバックステップでいなしつつ、淡々とカウンターでヒットを稼ぐ。田中はフェイントをかけて松本の隙を作ろうとするが、手足のスピードが全く乗らない。
４Ｒ。このラウンドも同様の展開。田中は相変わらず手が出せない。松本は無理せず淡々と時間を流してポイントアウト。
公式判定は宮崎40-36、西山40-37、原田40-37の３−０で松本。駒木の採点は「Ａ」「Ｂ」いずれも40-36で松本優勢。
松本は相対的なスピード大差優勢を活かして完勝。しかし今日は相手が不甲斐なさ過ぎて参考外。これで決勝即通用というのは……？
田中は明らかに調整失敗。手足の動きが明らかに悪く、お話にならないデキ。曲がりなりにも西日本ベスト４の舞台でこのパフォーマンスは情けない。