駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部第6試合・フェザー級4回戦/●北田竜統[JM加古川](4R0分26秒負傷判定1−2)大堀晃司[井岡]○

両者戦績は、北田は4勝(2KO)3敗のサウスポー、大堀は4勝(3KO)1敗。
1R。大堀はアグレッシブに出て先手。しかし北田も打ち合いでは互角以上。しかし「ブレイク」後に左でダウンさせる反則打で減点1の勇み足。その後も一進一退の攻防だが、大堀は左を喰らう場面が多く、これが気になる所。
2R。「ビータイト」を髣髴とさせる、ノックアウト狙いが行き過ぎたような超乱打戦。北田が大堀の反応遅れる隙を突いてフック連打で先制。大堀も連打を浴びせて抵抗するが、北田は再度持ち直して反撃して優勢。
3R。北田がアウトボックス気味に左ストレートで先制。だが、やがて大堀が乱戦に引きずり込んで猛攻を仕掛ける。これに打ち勝った大堀がラウンド後半から尻上がりに形勢優位に立ち、逆転を果たした。
4R。ラウンド開始間もなく、北田の左ストレートがヒットしたところでストップ。大堀は2Rにパンチで左の、3Rにはバッティングで右の目蓋をカットしていたが、後者の傷が悪化したとの事でドクターストップ&負傷判定へ。
北田は1Rに「ブレイク」指示後の加撃により1点減点。
公式判定は坂本39-37、原田39-38(以上、大堀支持)、野田38-37(北田支持)。駒木の採点は「A」38-37北田優勢「B」39-38大堀優勢。
大堀が相手の減点にも助けられ、更には大乱戦に持ち込んでヒットの応酬となった打撃戦を制した。守備難は相変わらずだが、今日は力任せに押し切った。
北田は左ストレート中心にヒット奪って互角以上の展開に持ち込んだが、減点と試合打ち切りのタイミングで1〜2点損した形。自業自得の面もあるが、今日は勝ち運が無かった。