駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

興行の概要及び雑感

年に3回、平日の府立第二で行われるハラダジムの主催興行、4月に引き続いて今年2度目の開催となった。所属選手にとってはホームで戦える貴重な自主興行とは言え、A級選手の多くは他ジムの興行に招聘されて今回欠場。4回戦・6回戦中心のラインナップで全8試合・計42Rという構成になった。後述するようにマッチメイクのバリュー的にはやや寂しさは否めないが、ボリュームは木曜夕方の興行としては適正なものだろう。
今回の興行のメインも若手エース格の1人、馬野晃が務めることに。相手はラフ&タフで鳴らす竹本裕規[風間]で、激しい打撃戦が予想される。前回は秒殺KOを決めているとは言え、A級での明確な実績に乏しい馬野にとっては試金石の一戦となるだろう。セミ格の6回戦2試合には、ハラダジムからは昨年の西日本新人王決勝以来の再起戦となる平尾彰敏が出場。他ジムからも同じく07年度の西日本新人王準Vの森本一春[江坂]ほか、今回がB級緒戦という2選手が出場する。この日の試合を飛躍のきっかけにして欲しいものだ。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。