駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1試合・Sバンタム級4回戦/○恒岡朗[大星](1R1分47秒TKO)西村良太[アポロ]●

恒岡はデビュー戦、西村は未勝利3敗の戦績。恒岡は昨年5月、9月に同じ相手に連敗し、今回10ヶ月ぶりの再起戦。
1R。西村は以前に比べて積極性が出てきたが、ヘッドスリップとボディワークが殆ど見られない危なっかしい動き。攻めても精度粗い打撃は当たるどころかカウンターのチャンスを与えるばかりで被弾が目立つ。恒岡は、最初は必要以上に慎重になり過ぎ、守備の反応の鈍さも気になったが、精度の優位を自覚するとカウンターを当てまくって優勢に。クリーンヒットで西村の膝を折らせ、追撃で一方的な展開に持ち込むとレフェリーストップ。
恒岡は攻守拙い相手の穴を的確に突いて完勝。ディフェンス面の甘さをこれから修正してゆきたい。西村はアグレッシブになったが、逆に守備難が目立つ有様で攻めれば攻めるほど劣勢になる逆効果。これでデビュー4連敗、未だに浮上の兆しは見られない。