駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2008-07-24から1日間の記事一覧

興行全体の総括

全8試合中、メイン含めて6試合がKO決着で、テンポの良い進行が印象的な興行となった。これならメイン観戦後のお客さんも翌日には疲れを残さず通勤通学出来たのではないだろうか。ラスト2試合は特に白熱した打撃・乱打戦で、良い締め括り方も出来た。関…

第8試合・バンタム級10回戦/○馬野晃[ハラダ](5R1分06秒TKO)竹本裕規[風間]●

馬野は8勝(4KO)2敗の戦績。05年7月にデビュー、持ち前の強打を活かして4連勝、06年の西日本新人王戦で準決勝まで進出するが山本幸史朗[ウォズ]に接戦を落として敗退。しかし6回戦で間もなく再起し、山本にもリベンジを果たしてA級昇格を果たす。8回戦…

第7試合・Sバンタム級6回戦/●東昭蔵[正拳](3R2分10秒TKO)森本一春[江坂]○

両者戦績は東が4勝(1KO)3敗、森本5勝(0KO)2敗3分。東は昨年10月、今年3月と連勝して、これが初の6回戦。森本は昨年12月に、西日本決勝以来の再起戦でドローに甘んじて以来、9ヶ月ぶりの試合。態勢をどこまで立て直せたか。 1R。森本が圧力かけて先…

第6試合・Sフェザー級6回戦/○平尾彰敏[ハラダ](3R1分58秒KO)川上武[オール]●

両者戦績は平尾4勝(1KO)4敗、川上4勝(2KO)3敗2分。平尾は昨年の西日本新人王決勝以来の再起戦。川上は昨年9月に5年9ヶ月ぶりのカムバックを果たしたが、今回はそれからまたも10ヶ月開いた。4回戦ボーイ時代には、この試合で副審を務める西山レフェ…

第5試合・フェザー級4回戦/●安田善郎[大鵬](4R2分22秒TKO)細木勇佑[ワイルドビート]○

両者戦績は安田1勝(1KO)2敗、細木2勝(1KO)1敗。安田は4月に新人王予選で敗退して以来の再起戦。細木は5月にプロ初黒星を喫し、こちらも再起戦。 1R。細木は足を使いつつ、的確な左で手数と軽打ヒットを稼ぎ主導権。安田の反撃は空転させ、要所で右を…

第4試合・Sフェザー級4回戦/○梅村元寿[ハラダ](判定3−0)寺西和哉[陽光アダチ]●

両者戦績は梅村1勝(1KO)無敗2分、寺西未勝利3敗。梅村は昨年11月、今年4月と連続ドロー。しかし前回はダウンを奪いながらも負傷ドローという悲運の結末だった。 1R。寺西が足を使い、ヒット&アウェイの形で手数攻め。梅村は受身になった上、狙いが雑…

第3試合・Sフライ級4回戦/●吉永明生[SFマキ](判定0−3)長田瞬志[陽光アダチ]○

両者戦績は吉永1勝(1KO)無敗、長田2勝(1KO)5敗2分。吉永は6/8にデビュー戦勝利を挙げて、短期間で2戦目を迎える。長田も5月にプロ2勝目を挙げ、これがB級昇格を賭けた一戦に。 1R。精度粗い強打合戦。一進一退の攻防の中、徐々に吉永のフック、ス…

第2試合・Sバンタム級4回戦/○板倉康友[ハラダ](4R1分51秒TKO)浅原章裕[神拳阪神]●

両者戦績は板倉2勝(1KO)3敗2分、浅原1勝(1KO)2敗。板倉は昨年5月の新人王予選敗退以来、1年2ヶ月ぶりの実戦。浅原は05年4月以来2年3ヶ月ぶりの復帰となる。 1R。浅原はアグレッシブにハンドスピード鋭い連打を放つが、精度粗くしかも攻撃偏重で…

第1試合・Sバンタム級4回戦/○恒岡朗[大星](1R1分47秒TKO)西村良太[アポロ]●

恒岡はデビュー戦、西村は未勝利3敗の戦績。恒岡は昨年5月、9月に同じ相手に連敗し、今回10ヶ月ぶりの再起戦。 1R。西村は以前に比べて積極性が出てきたが、ヘッドスリップとボディワークが殆ど見られない危なっかしい動き。攻めても精度粗い打撃は当た…

興行の概要及び雑感

年に3回、平日の府立第二で行われるハラダジムの主催興行、4月に引き続いて今年2度目の開催となった。所属選手にとってはホームで戦える貴重な自主興行とは言え、A級選手の多くは他ジムの興行に招聘されて今回欠場。4回戦・6回戦中心のラインナップで…