駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第7試合・Sバンタム級6回戦/●東昭蔵[正拳](3R2分10秒TKO)森本一春[江坂]○

両者戦績は東が4勝(1KO)3敗、森本5勝(0KO)2敗3分。東は昨年10月、今年3月と連勝して、これが初の6回戦。森本は昨年12月に、西日本決勝以来の再起戦でドローに甘んじて以来、9ヶ月ぶりの試合。態勢をどこまで立て直せたか。
1R。森本が圧力かけて先手。東もダッキング多用しつつ手数をまとめるが、森本のカウンター気味の左ジャブ、右ストレートが優位。攻勢点も含めて森本がリード。
2R。森本は圧力攻め、これを東がサイドステップを使っていなしつつ激しい打撃戦。東もアッパーなどを渋太く打ち込んで健闘するが、森本が右ストレートを再三鋭く突き刺して見栄えするシーンを作り出す。
3R。打撃戦。森本が東の手数攻めをパーリと自らのパンチで相殺しつつカウンターやアッパーでヒット連発。徐々に形勢は傾き、最後は一方的に滅多打ち状態となりレフェリーストップ。
森本が実力の差を見せ付けて打撃・乱打戦で打ち勝った。精度の高いカウンターと回転力は、このクラスでも上位級。
東は初の6回戦で西日本新人王準V選手にぶつけられ、クラスの壁にぶち当てられた。精度難は解消されつつあるが、攻守共にB級ではまだまだ。