第２部第１試合・フライ級４回戦／○沖田英志[正拳]（判定３−０）森田厳希[ウォズ]●
沖田はデビュー戦、森田は昨年12月にドローとなって以来の２戦目。
１Ｒ。沖田がルーキーらしいアグレッシブな手数攻め。攻勢で主導権を奪う。森田もガードを固めつつラウンド中盤には手数を返していくが、要所を抑え切れずに苦しい。
２Ｒ。沖田は体を上下させつつ的確にガード開いた所へヒットを見舞う。ボディ中心にヒット、有効打多数。森田はガードを固めつつ単発の左強打も決手欠く。
３Ｒ。同様の展開。沖田は体を揺すりつつ、森田のがら空きになったボディへヒットを集める。森田は防戦一方、単発の反撃ばかりでインパクトに欠ける。
４Ｒ。森田が圧力強めて攻勢。右ストレート、フック中心に先手で攻めてヒット数リード。沖田も足を使いつつジャブ、ストレートを出すが、ガードの上でヒット奪えず。
公式判定は宮崎40-37、坂本39-38、野田39-38の３−０で沖田。駒木の採点は「Ａ」「Ｂ」いずれも39-37で沖田優勢。
沖田はルーキーらしいアグレッシブな攻め。ダッキングと上下の打ち分けの利いた攻防一体の動きは４回戦でも上位クラス。次戦以降も楽しみだ。
森田はアップライトスタイルでガードを固めるのでボディががら空きに。単発強打オンリーの攻めは単調。戦術的な見直しを図って立て直してもらいたい。
