駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2試合・フェザー級4回戦/○藤木孝史[新日本大阪](2R1分02秒TKO)中坂正人[千里馬神戸]●

両者戦績は藤木2勝(2KO)1敗、中坂1勝(1KO)3敗3分。藤木は4月に新人王緒戦で強敵相手に敗れ、これが再起戦。中坂は今年3月以来の再起戦。
1R。中坂が左ジャブ、左右フック連打で先手。だが藤木もアグレッシブに圧力攻めを展開し、左ボディ、右アッパーなどでヒット、有効打多数で逆転か。中坂はラウンド終盤に左右使い分け巧みな攻めで見せ場造り懸命に食い下がる。
2R。打撃戦模様から、パンチ力で勝る藤木が上下の打ち分けを決めて優勢に立つ。最後はボディ連打をクリーンヒットして効かせ、そこへ豪快なオーバーハンドでTKOをもぎ取った。
藤木が強烈なパンチ力でハイスコアの打撃戦を制し、圧勝。顔面攻撃と上手く組み合わせたボディ打ちが半端無く強い。しかし守備面では反応の鈍い所も垣間見せ、被弾も目立った。4回戦では実力上位だが。
中坂は先手を取ったもののボディを攻められて失速。センスは有り、1勝4敗の選手にはとても思えないのだが。