駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第3試合・フライ級4回戦/○山本直輝[塚原京都](1R1分56秒KO)倉本昌紀[ワイルドビート]●

両者戦績は山本3勝(2KO)5敗2分、倉本2勝(0KO)1敗。両選手とも4月に新人王戦1回戦敗退からの再起。
1R。山本が圧力かけ、左右フック中心に小気味良くヒット連発。しかし倉本もステップ使いつつ、的確な迎撃で一旦はヒット数で逆転する。しかし山本は左ボディを効かせ、右をテンプルにクリーンヒットさせてノックダウン寸前の大ダメージを与え、レフェリーストップを勝ち取った。
山本が圧力と回転の利いた連打を組み合わせた猛攻で圧倒。特に勝負を決めた右のクリーンヒットは威力十分で、非力な印象を脱する気配も窺えた。
倉本は良い感じでヒットを重ね、試合巧者ぶりも見せ付けたのだが、攻撃力不足が祟って、主導権を確保しきれない内に相手の逆襲を許してしまった。