駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第4試合・Sライト級4回戦/○久住一将[尼崎亀谷](4R0分22秒TKO)高山英次[オール]●

両者戦績は久住1勝(1KO)1敗、高山は未勝利3敗。久住は新人王戦緒戦で秒殺KO負けを喫して以来の再起戦。高山は昨年3月以来1年5ヶ月ぶりの復帰となる。
1R。クロスレンジ乱打戦。久住がボディ中心に手数、ヒットをまとめて確実にリードを広げる。高山も懸命の応戦だが、パンチ力もスピードも乏しくて苦しい印象。
2R。このラウンドもクロスレンジ戦。高山が手数で互角以上の健闘を見せるが、久住はショートフック、アッパーをエグるように上下へ打ち込んでダメージ量では明らかな優勢。
3R。久住が密着距離から上下にアッパー、振り下ろしの強打を当てまくって一方的な展開。高山は亀状態で無抵抗の時間長く、苦しそうな様子。TKO寸前の大差となった。
4R。久住がこのラウンドも先手を取ってラッシュ。高山も手を出すが弱々しく、大勢決したと西山主審がストップをかけて高山を救った。
久住が絶対的な地力上位を試合内容に直結させて完勝。しかし試合運びはまだ不器用な感もあり、もう少し骨のある相手との戦い振りを見てみたい。
高山は自分なりの奮戦も、全体的に力不足、スピード不足で厳しい。