駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

興行の概要および雑感

日曜日のIMPホールに拠点を移して丸1年となる、進光ジム主催興行。記念大会というわけではないだろうが、今回は他ジム興行への派遣が主となっていた選手も“里帰り”して、所属ランカー級ボクサーが4人揃う豪華な顔触れに。平日の府立第二で興行を打っていた時代には大挙来日していた東南アジア人ボクサーの姿も消え、この日はオール日本人のマッチメイクで全7試合46R。昨年来のJBC主導の改革も然る事ながら、プロモーター側の意識も大きく変わった結果だろう。こうした勝ち負けの読めない試合を組み続けていれば、近い将来にはIMPのキャパシティを埋めるだけの集客も望めるようになるはずだ。
さて、注目カードだが、タイトル挑戦が内定している現日本ミドル級1位の鈴木哲也は格下相手のチューンナップ試合でセミ前に退き、メインイベントはランキング復帰を目論む松元慎介がパワーファイター・赤澤慎司[神拳阪神]と対戦する10回戦。セミには前回手痛いKO負けを喫した畑大輔が、5月にA級初勝利を挙げて勢いに乗る中島涼[ハラダ]の挑戦を受ける好カードが組まれた。また、前座の6回戦では元東洋ランカーの坂本裕喜が1年ぶりの再起戦*1を行う。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。

*1:パンフレットには1年半ぶりと表記があったが誤り。ジム会長の挨拶文で間違うのはマズいでしょう……