駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2008-09-07から1日間の記事一覧

興行全体の総括

大接戦のセミに続き、勝ち負けの読めない緊張感のある展開になりつつあったメインが不本意な結末となり、試合内容に比べて後味の悪い興行になってしまったのは残念。また、前座から少々じれったい判定決着が多く、ちょっと間延びした印象も拭えなかった。 そ…

第7試合・ウェルター級10回戦/○松元慎介[進光](7R終了TKO)赤澤慎司[神拳阪神]●

松元は13勝(4KO)4敗1分。現在はノーランカーだが、最高位は日本Sウェルター級3位。02年デビュー。この年に4連勝し、翌03年の新人王戦にエントリー。西軍代表まで勝ち抜いたが、全日本決勝で敗れてプロ初黒星を喫する。04年に入り、再起戦で当時既に元O…

第6試合・ライト級10回戦/○畑大輔[進光](判定3−0)中島涼[ハラダ]●

畑は11勝(1KO)5敗4分で、現在は日本Sライト級8位。02年末にデビュー。グリーンボーイ時代は勝ち負けにこだわらず、ハイペースで試合経験を積む方針で育成された。04年には新人王戦にエントリーするが、西日本ベスト4でドロー敗者扱いに泣く。その後6回…

第5試合・ミドル級8回戦/○鈴木哲也[進光](4R1分43秒TKO)戸高“フランケン”大樹[大分]●

鈴木は19勝(13KO)7敗の戦績でサウスポー。現在はミドル級でOPBF2位、日本1位というトップコンテンダー。99年デビュー、3連勝から00年度にSライト級で新人王戦に挑むも2回戦敗退。翌01年にはウェルター級で再挑戦するが、西日本決勝で丸元大成[Gツダ]…

第4試合・Sバンタム級6回戦/●坂本裕喜[進光](判定0−2)島田惇輝[明石]○

両者戦績は坂本14勝(6KO)6敗4分、島田5勝(2KO)2敗2分。坂本は元OPBFランカーで、タイトルマッチ経験もある選手だが、昨年9月、丹羽賢史[Gツダ]に敗れて以来ブランクを作っていた。6回戦選手を相手の再起戦、絶対に落とせない試合だ。島田は今年3月…

第3試合・ウェルター級契約(65.0kg)4回戦/●本松隆志[SFマキ](判定0−3)村上拳弘[神拳阪神]○

本松は勝ち負け無しの2分。村上はこれがデビュー戦。本松は昨年6月、9月に続いての3戦目。 1R。この階級の4回戦らしい激しいドツき合い。村上が被弾も構わずボディ起点に本松の顔面を攻めて圧倒的優勢。レフェリーに衝突させつつロープへ弾き飛ばし、…

第2試合・Sライト級契約(62.5kg)4回戦/●小浦佳斗[進光](判定0−3)中村悟[六島]○

両者戦績は小浦1勝(0KO)5敗、中村3勝(1KO)2敗。小浦は昨年11月に初勝利を挙げたが、前回4月の試合で5敗目。悪い流れを断ち切りたいが……。中村は今年5月に10ヶ月ぶりの試合で3勝目。今回にB級昇格が懸かる。 1R。中村はラウンド前半、殆ど手が出な…

第1試合・フェザー級4回戦/●金沢裕二[進光](判定0−3)八木義昭[オール]○

未勝利同士の対戦。金沢は1敗1分、八木は1敗。金沢は今年4月の2戦目で惜しい三者三様ドロー。仕切り直しで初勝利を飾りたい。八木は今年4/28にデビュー戦で29秒KO負けした後、金沢ジムからオールジムに移籍。今回があらゆる意味で仕切り直しの試合であ…

興行の概要および雑感

日曜日のIMPホールに拠点を移して丸1年となる、進光ジム主催興行。記念大会というわけではないだろうが、今回は他ジム興行への派遣が主となっていた選手も“里帰り”して、所属ランカー級ボクサーが4人揃う豪華な顔触れに。平日の府立第二で興行を打って…