駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部第8試合・バンタム級契約ウェイト(53.0kg)6回戦/△本田猛[尼崎](2R2分45秒負傷ドロー)ジョルダー・ルイジ・石原[比国・Gツダ]△

両者戦績は本田11勝(8KO)3敗3分、サウスポーの石原は17勝(14KO)23敗3分とのアナウンス。
本田は05年8月以来、引分を挟んで5連勝中。石原はフィリピン出身。ホベン・ホルダのリングネームで活躍した選手だが、最近はグリーンツダジムでトレーナーとして稼動しており、今回は3年ぶりの現役復帰とのこと。元WBC世界フライ級王者のメッグンに勝利した実績もある元世界7位の実力者。
1R。石原が左ストレートを立て続けに当てて先制。本田も右カウンターで迎撃してスリリングな打撃戦に。一進一退の攻防の中、僅かに石原の左が見栄えしたか。
2R。このラウンドもスリリングなカウンター合戦。石原が単発強打や右→左のコンビを当て勘良く打ち込んで主導権。本田も右中心にヒットを返して互角に対抗していたのだが、偶然のバッティングで右目蓋を負傷。出血がひどく、ドクターストップで試合中止、負傷ドローの裁定が下された。
A級上位に相応しい、ハイレベルなカウンター合戦。盛り上がろうかという所でストップとなり、実に残念な水入りとなってしまった。再戦が望まれるが、相性的に何度やってもバッティングと負傷事故が起こりそう。なお、本田はこの試合の後に日本ランク登載を果たしている。