駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部第2試合・Sバンタム級契約ウェイト(54.5kg)4回戦/●岩元怜央[井岡](4R2分51秒TKO)張本陽介[陽光アダチ]○

両者戦績は岩元1勝(1KO)無敗、張本2勝(2KO)3敗。岩本は今年6月のデビュー戦で勝って、短期間のインターバルで2戦目。張本はデビュー以来3連敗から、今年6月、8月と連続KO勝利中。
1R。岩元はスピード感ある好守で主導権。張本の放つ初弾をステップやスウェーで捌いて、モーションの小さい左で攻め、有効打やクリーンヒットも。張本はボディワークを駆使して何とか切り抜けたが劣勢。
2R。両者スウェー、ステップバックを多用しディフェンシブな試合展開。岩元は空振りが増えてバテ気味となり、そこへ張本がショートを合わせる。だが終了ゴング前に岩元も強引な右連打で張本を効かせて形勢は混沌。
3R。岩元は体力切れで泥仕合へ。ミドル〜ロングレンジから単発強打の打ち合い、スカし合い。張本がヒット数でリードするが、岩元も体力の残っていたラウンド前半には左をよく当てていた。
4R。このラウンドも遠いところからの殴り合い。岩元が右カウンターをクリーンヒットするが、張本は左アッパーなどで有効打を量産。岩元はこのラウンドも体力切れで急失速し、最後はアッパーを食らわされてレフェリーストップが入った。
張本は1Rこそ劣勢だったが、2R以降は守備中心の立ち回りで相手の体力切れを誘い、逆転勝ち。今日はいつものような積極策だけでない所を見せられただけでも大きな収穫。
岩元は1Rこそスピードとパワー十分な所を見せられたが、2Rに空振りを連発してからスタミナ切れ明らかに。あとは別人のように被弾と空転を繰り返した。