駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部・第31回尼崎スーパーファイト(尼崎ジム主催)概要&雑感

ここ数年は8月下旬にIMPホールで若手主体の興行を開催していた尼崎ジムだが、今年は春興行と同じく新大阪を開催地に選んだ。所属A級選手のうち、4月・5月に敗れた選手は10月以降に再起を見送り、残る選手も野中悠樹は間もなく日本タイトル戦を、村澤光は10月に日本ランカー挑戦が決まって欠場。結局、稼動出来る唯一のA級・本田猛がメインに出場する。相手は元世界ランカーで、現在はグリーンツダジムでトレーナーを務めているホベン・ホルダことジョルダー・ルイジ・石原。3年ぶりの再起戦という事で、6回戦の設定だが、高い水準の試合が期待出来るだろう。本田にとっては、日本ランク入りを窺うにあたって試金石的な一戦となる。
セミではこの興行で唯一の8回戦、楠浩明[Gツダ]と楠悟朗[エディ]の元日本ランカー対決。本来のウェイトに差がある2人がフライ級契約で拳を交える。ランキング陥落から久しい両者にとっては、勿論再浮上への足掛かりとなる試合である。この他、前座はデビュー戦のルーキーが中心の4回戦6試合。来年の新人王へ向けてダイヤの原石を探すシーズンが早くも到来している。