駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第11試合・ウェルター級4回戦/○小林勇介[仲里ATSUMI](2R0分54秒KO)村井伸行[大一スペースK]●

両者戦績は小林3勝(2KO)無敗、中日本代表の村井は5勝(4KO)無敗1分。
1R。試合開始早々、村井は圧力をかけようとするが、小林は右ストレートで迎撃していきなりのノックダウン。その後は互いに距離を取って牽制気味の攻防。村井は強引に仕掛けてもみたが実らず。小林もKOを狙いに行かず消極的。
2R。村井はアグレッシブに出るが、再び小林がカウンターでノックダウン。再開直後に小林は右で追撃し、ワンパンチ・ノックダウンで自動的KO。
小林は持ち前の鋭いカウンターで、4分弱の間に3度ダウンを奪う完勝。動きの少ないボクシングで、終始ロープを背負いがちなのがどうかだが、当て勘とパンチ力は一級品。
村井は試合開始直後のダウンで試合のプランが完全に狂ってしまった。後手に回って苦しい展開の中、どうにか打開しようとしたがカウンターを避け切れずキャンバスに沈んだ。