駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1試合・フェザー級契約ウェイト(56.0kg)4回戦/○棚橋直樹[Gツダ](3R2分52秒TKO)桑原直紀[千里馬神戸]●

両者戦績は棚橋3勝(2KO)3敗、桑原1勝(1KO)3敗1分。棚橋は新人王戦で西日本ベスト4まで進出。西軍代表となった菊地永太[真正]に敗れて以来の再起戦。桑原はデビューから3連敗したが、今年は3月に初勝利で6月はドローと負けなしで来ている。
1R。桑原がアグレッシブにつっかけるが、棚橋は冷静にヒット&アウェイでヒット連発。やや被弾多いのが気になるが、スピードの差も活かして主導権ガッチリ。桑原は頭の位置が変わらないディフェンスと動きの硬さが目立つ。
2R。桑原は体格有利を活かし、強引に右を当ててゆく。しかし棚橋は逆ワン・ツーの有効打からワン・ツー、左フックなどでヒット連発し逆転。ラウンド終盤には桑原も反撃に移るが、両者ともパンチの精度欠けて戦果の上積みはならず。
3R。このラウンドも序盤は桑原がラフに強打攻勢。しかし中盤から棚橋はリーチの短さにも負けず左右の連打、アッパーを当てまくって優勢。ゴング前にヒット連発すると早めのレフェリーストップ。
棚橋が西日本ベスト4の力を見せつけて快勝。今日は体格の劣勢もあって相性も決して良くなかったが、攻撃の回転力と精度の差で押し切った。しかしナックルパートを当てる意識付けをしないと6回戦では苦労しそう。
桑原はパワーを利してラフに攻めたが、精度難と頭の動かない欠点が解消されず。先手で攻めているのに初弾が当たらないのでは、どうしても苦しい展開になってしまう。