駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

ジム存続の危機を乗り越えて、新天地で再始動を果たしたグリーンツダジム。その新体制発足後2度目の自主興行が開催された。
会場となった旭区民センターは、ボクシング興行は恐らく初使用。最近は使用料の安さと設備の充実振りなどから、大阪市内の区民ホールを利用するジムが増えたが、今回もその一環と見ていいだろう。会場までのアクセスは、大阪市バス「旭区役所区民センター前」下車すぐ、あるいは地下鉄谷町線千林大宮」駅から徒歩10分、京阪「森小路」駅から徒歩10分強と、やや市街地からは外れているが、複数の交通手段が利用出来る立地条件にある。施設内には図書館などが併設されており、近隣にはコンビニやダイエー系列の食料品店、それに個人経営の飲食店が数店ある模様。どちらかと言えば週末の昼興行に向いているだろうか。
さて、全8試合・52Rと、JBCルールの上限を超えたラウンド数になったラインナップは、全試合の赤コーナーにグリーンツダ所属選手が据わるという、まさに“GTカーニバル”の趣。メインでは元日本ランカーの村井勇希が、比国からの輸入ボクサー・ジェロッピ瑞山[千里馬神戸]のOPBFランキングに、セミでは小路尚也が児島芳生[明石]の日本ランキングにそれぞれ挑戦する。前座もオール日本人の中身の濃いカードが揃っており、前回のタイ人頼みからは脱却を果たした格好だ。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。