駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2008-11-09から1日間の記事一覧

興行全体の総括

6回戦からはオール判定決着。間にエキシビションのスパーリング等のイベントも行われた事もあり、総所要時間は4時間半にも及んだ。KOの予感が薄いA級の試合が1〜2試合多かったかな、という気がする。 メインは、ジェロッピの玄人受けする試合運びはマ…

第8試合・バンタム級10回戦/●村井勇希[Gツダ](判定0−3)ジェロッピ瑞山[千里馬神戸]○

村井は13勝(3KO)12敗4分の戦績。現在は陥落しているが元日本ランカーで、00年フライ級西日本新人王でもある。98年デビューだが、本格的な活動開始は地区新人王タイトルを獲得した00年から。B級以降は勝ち負けを繰り返し、なかなか連勝が持続しない不安定…

第7試合・フェザー級8回戦/○小路尚也[Gツダ](判定3−0)児島芳生[明石]●

小路は10勝(3KO)5敗1分の戦績。02年デビュー。連敗スタートのキャリアとなったが、その後は4回戦上位クラスのパフォーマンスをキープし、引分を挟んで5連勝をマーク。04年と05年にエントリーした新人王戦はいずれも西日本準決勝までで敗退したものの、そ…

第6試合・Sバンタム級8回戦/○丹羽賢史[Gツダ](判定2−0)島田惇輝[明石]●

丹羽は8勝(2KO)10敗3分の戦績。02年にデビュー、B級資格獲得まで7戦を要し、04年の新人王戦でも緒戦敗退と、やや伸び悩み気味のグリーンボーイ時代を過ごす。その後も6回戦で連勝するも、そこから4連敗と波に乗り切れない時期が続いた。06年10月に久々…

第5試合・Sバンタム級契約ウェイト(54.5kg)8回戦/○川口裕[Gツダ](判定3−0)中谷年伸[八尾]●

川口は6勝(2KO)4敗。04年10月デビュー。緒戦を黒星とするも、その後は3連勝をマーク。06年にエントリーした西日本新人王戦は、相手選手の棄権で準決勝スタートとなり、その試合でこの年西日本を制覇する難波拓人[明石]に敗れた。再起後にまた6回戦2勝を…

第4試合・フェザー級6回戦/●川合智[Gツダ](判定0−2)谷弘樹[姫路木下]○

両者戦績は川合8勝(3KO)2敗3分、谷5勝(2KO)5敗1分。川合は8勝だが、B級ではタイ人相手の1勝のみ。谷は7月に代役出場、コンディション不良が祟って敗れている。 1R。ロングレンジからヒット&アウェイでボディ起点に攻める両者だが、守備重視で攻…

第3試合・Sウェルター級4回戦/○葉狩綱昌[Gツダ](3R1分15秒TKO)金沢圭介[金沢]●

葉狩は4勝(2KO)2敗、金沢はこれがデビュー戦。両者サウスポー。一見ミスマッチに思えるカードだが、葉狩は02年4月以来6年7ヶ月ぶりの復帰戦。つまりデビュー戦×再デビュー戦という由。 1R。金沢は一回り大きな体格。葉狩に圧力をかけて左ストレートな…

第2試合・Sフライ級4回戦/●内田悟[Gツダ](判定0−3)川口勝太[オール]○

両者戦績は内田2勝(1KO)5敗3分、川口2勝(1KO)1敗1分。両者とも新人王戦の緒戦をドロー敗者扱いで失った者同士。内田はこれが再起戦、川口は8月に続いての再起2戦目。 1R。ミドルレンジで様子見中心。川口がジャブで牽制して主導権。ラウンド終盤に…

第1試合・フェザー級契約ウェイト(56.0kg)4回戦/○棚橋直樹[Gツダ](3R2分52秒TKO)桑原直紀[千里馬神戸]●

両者戦績は棚橋3勝(2KO)3敗、桑原1勝(1KO)3敗1分。棚橋は新人王戦で西日本ベスト4まで進出。西軍代表となった菊地永太[真正]に敗れて以来の再起戦。桑原はデビューから3連敗したが、今年は3月に初勝利で6月はドローと負けなしで来ている。 1R。桑…

ジム存続の危機を乗り越えて、新天地で再始動を果たしたグリーンツダジム。その新体制発足後2度目の自主興行が開催された。 会場となった旭区民センターは、ボクシング興行は恐らく初使用。最近は使用料の安さと設備の充実振りなどから、大阪市内の区民ホー…