駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第5試合・Sバンタム級契約ウェイト(55.0kg)4回戦/●板倉康友[ハラダ](1R1分20秒KO)山崎浩一[明石]○

両者戦績は板倉3勝(2KO)3敗2分、山崎は2勝(1KO)2敗1無効試合でサウスポー。板倉は7月に1年2ヶ月ぶりの試合を制し、B級昇格の資格を得たが、4回戦をもう一丁。山崎は今年の西日本新人王戦準V。森川真一郎[高砂]に敗れて以来の再起戦となる。
1R。様子見から山崎が回転力活かして派手な攻勢。板倉は一旦凌ぐも、手数の差が大きくペースは揺るがず。山崎は再び猛攻に出ると、完璧なクリーンヒットを顔面に叩き込んでノックダウン。板倉は立ってはみたものの完全に足にキており10カウントを数えられた。
山崎は新人王戦の激闘の中で、自信と良い意味での開き直りを体得したか、吹っ切れたような豪快な攻めを披露。今日は攻撃の精度も良く、トーナメント時以上の動きで完勝。
板倉は、相手の嵐のような猛攻を受け止め切れず、自分が攻める前に仕留められてしまう惨敗。ここしばらくの試合内容からすれば、もう少しやれてもおかしくない相手関係だったのだが。