駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第3試合・Sライト級4回戦/●宇井俊晃[大阪帝拳](1R2分20秒TKO)山本雄也[仲里ATSUMI]○

両者戦績は宇井1勝(0KO)5敗、山本1勝(1KO)1敗1分。宇井は5月に今日の相手・山本からプロ初勝利を挙げたが、9月に敗れて連勝ならず。山本はその宇井との敗戦以来の再起即再戦となる。
1R。山本が先手獲る形で打撃戦。宇井は前回のような左連打が出せず、乱戦に巻き込まれてしまう。カウンターアッパーなどを当てて必死の抵抗を見せる宇井だが、山本の反転攻勢で受身になると、松田主審がまたも異様に早いタイミングでストップ。見た目は一方的展開だが、ダメージの把握が全く出来ていない。
山本がマイペースの打撃戦に持ち込み、主導権を得てこれからという所で幸運とも言えるストップ勝ち。しかしこれでは実力が分からない。
宇井は前回のように主導権を握れず。ただ、後手に回ってはいたが、まだまだ敗勢とは言えない段階でのストップは余りにも気の毒。